ツーバイフォー(2×4)住宅リフォーム

ツーバイフォー(2×4)住宅のリフォームはしにくい?

 

2×4住宅はリフォームしにくい・・・と思われている方が多いのが現実です

確かに在来工法に比べると動かせない壁が多いため、間取りが制限されるかもしれませんが工法のルールを守り開口部にマグサや根太を補強することで強度を保ち開口部をとることは可能です。

しかしそれには2×4工法のルールの知識が必要でそれによってできることとできないことの差が生まれます。

2×4工法の住宅リフォームで『 間取りを変えたり、壁を撤去したりしたい 』と言うと 『 できません 』 と言われました。

対応できる会社を探しています・・・とお問合せを頂くことが増えました。

メープルホームズには30年以上の経験がある専門スタッフがいます。

図面や現状を拝見し、できることとできないことをお伝えしております。

次回はリフォーム事例などご紹介させていただきます。

2×4の耐久性について

ツーバイフォーの耐久性は?

ツーバイフォー工法は壁内に断熱材が充填され、湿気を躯体に入れない様々な工夫がされているため、結露が発生しにくい構造となっています。そのため建築物自体が劣化しにくく、他の諸性能との相乗効果により、耐久性にも優れています。
この工法は昭和49年(1974年)に建築基準法において規定化されて以降広く普及しました。
北米においては、ツーバイフォー工法の住宅で100年以上にわたり住み継がれているものも珍しくなく、この工法の優れた耐久性を物語っています。

2×4の断熱性・気密性について

ツーバイフォーの断熱性・気密性は?

モノコック構造(面で強度を出す構造)によってつくられるツーバイフォーの建築物は、床・壁・天井が隙間なく接合されているため、高い断熱性・気密性を確保でき、室温を保ちやすい。冷暖房等の光熱費の節約、省エネルギーに貢献します。
ツーバイフォー工法の高い気密性能により、遮音性も高くなり、快適な空間を作り出せます。

※モノコック構造とは・・・面で強度を出す構造で、鉄筋コンクリート造、ツーバイフォー工法、在来工法(外壁面材のパネル工法採用)などがあります。

 

2×4の耐風性について

『耐風性』

ツーバイフォー工法の屋根は、屋根全体が一面の構造体となっており、軒下から強い吹き上げ風があっても屋根が持ち上げられにくい強固な構造となっています。
台風以上に強烈なハリケーンが襲う北米で生まれた工法だけに、強風に備える独自のアイディアが採用されています。
その一つが「ハリケーンタイ」と呼ばれる「あおり止め金物」です。強風にあおられても屋根が吹き飛ばされないよう屋根の垂木と外壁を強固に緊結しています。
平成3年の台風19号は、最大瞬間風速が広島市で58.9m/s、青森市で53.9m/sと各地に甚大な被害をもたらしました。南~南西の風により九州・四国地方を中心に送電鉄塔の東海や倒木等の被害がありましたが、ツーバイフォー工法による建築物の被害は殆ど見られませんでした。


(メープルホームズ津山・岡山 施工写真)

2×4の耐火性について

『耐火性』

木は燃えやすい性能を持っていますが、一定の太さや厚みがある(断面がある)木材は、いったん燃え始めても表面に炭化層をつくり、内部への熱の進行を妨げる性質があります。
この性質を活かして木造の準耐火建築物では、燃えしろ設計が可能となっています。
ツーバイフォー工法の耐火建築物では、各部分を石こうボード等で耐火被覆し、さらに火の通り道となる床と壁の取り合い部等ではツーバイフォー材がファイアーストップとなって、床・壁内部や上階への延焼拡大を防止します。
高い耐火性能は、火災保険料率にも反映されています。

ツーバイフォー工法の諸性能・・・耐震性について

ツーバイフォー工法の諸性能  『耐震性について』

地震が頻発する日本で建築物の耐震性は、最も重要な基本性能のひとつです。
ツーバイフォー工法は床・壁・屋根の6面体の建築物全体で力を受け止めて分散させるため、力(地震力)が一部に集中しにくく、地震での倒壊・破損が少ないと言われています。
平成23年東日本大震災では、日本の観測史上最大のマグニチュード9.0の地震と津波により、多くの被害が出ました。一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会が数ヶ月かけて各被災地のツーバイフォー工法住宅の被災状況調査を行った結果、津波のよる被害を除けば、当面修理をしなくても居住に支障のない住宅がおよそ98%を占めており、平成7年阪神・淡路大震災や平成28年熊本地震でも高い耐震性が確認されているようです。
(公益財団法人 建築技術教育普及センターより)

上 図 軸組工法

下図 枠組壁工法(2×4)