2×4の耐火性について

『耐火性』

木は燃えやすい性能を持っていますが、一定の太さや厚みがある(断面がある)木材は、いったん燃え始めても表面に炭化層をつくり、内部への熱の進行を妨げる性質があります。
この性質を活かして木造の準耐火建築物では、燃えしろ設計が可能となっています。
ツーバイフォー工法の耐火建築物では、各部分を石こうボード等で耐火被覆し、さらに火の通り道となる床と壁の取り合い部等ではツーバイフォー材がファイアーストップとなって、床・壁内部や上階への延焼拡大を防止します。
高い耐火性能は、火災保険料率にも反映されています。

ツーバイフォー工法の諸性能・・・耐震性について

ツーバイフォー工法の諸性能  『耐震性について』

地震が頻発する日本で建築物の耐震性は、最も重要な基本性能のひとつです。
ツーバイフォー工法は床・壁・屋根の6面体の建築物全体で力を受け止めて分散させるため、力(地震力)が一部に集中しにくく、地震での倒壊・破損が少ないと言われています。
平成23年東日本大震災では、日本の観測史上最大のマグニチュード9.0の地震と津波により、多くの被害が出ました。一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会が数ヶ月かけて各被災地のツーバイフォー工法住宅の被災状況調査を行った結果、津波のよる被害を除けば、当面修理をしなくても居住に支障のない住宅がおよそ98%を占めており、平成7年阪神・淡路大震災や平成28年熊本地震でも高い耐震性が確認されているようです。
(公益財団法人 建築技術教育普及センターより)

上 図 軸組工法

下図 枠組壁工法(2×4)